カタルシス
原作ゲーテ、グノー作曲 オペラ『ファウスト』
アンナ・ネトレプコ、アーウィン・シュロット、ヨナス・カウフマン
アンナ・ネトレプコがまだスリムで可愛かった頃、2005年来日時の
新国立劇場オペラパレスのコンサートに足を運んだのを思い出しました。
安定した歌唱でスターへの道まっしぐら感はあったけれど
左側のバリトン、アーウィン・シュロットと最初の結婚出産を経て
さらに安定感を増して引っ張りだこの大スターになっていった印象です。
悪魔メフィストフェレスに魂を売り渡したファウスト博士が
錯乱したマルグリートと再会する場面、フィナーレの三重唱。
場面としてはマルグリートは神にめされる直前ではありますが
このコンサートでのこの曲は、アンナ・ネトレプコの生命力溢れる大変力強い歌唱のお陰で
カタルシス感溢れてますね。