タロット占いの「素朴な疑問」に
「これは当たっているの?」という疑問をアップしましたが
その中に
”当たる、当たらないを実はそこまで重視しなくて良いとは思いますが
(↑理由は別に記述)”
という箇所について、ここに理由を書いておきたいと思います。
当たってることは大切といえば大切です。
占っている相手の状況を正しく見極めるためには
正確に見ることが大事なのは言うまでもありません。
ただ、当たった、当たらない、よりもっと大切なことがある、というのが
ここの基本的なタロットリーディングにおける立ち位置です。

私が最初にタロットを習いに行ったのは当時住んでいた吉祥寺の先生のところです。
最初に習いに行ったところで
その先生が「悪魔のカードを引き当てます」と仰って
少し集中力を高めてから1枚引くと
なんと!見事に悪魔のカードを引き当てたのです。
そして次も、その次も、見事に悪魔のカードを引き当てたのです。
素晴らしい。。。
先生の霊感、本物。。。
こういう人、やはりいるんだ。。。。
私はすごいなあと感心しきりで先生の見事な技を見ていました。
凄いので素直に凄い、と思っていたのですが、
次第に(・・・引き当てたから、当てたから、だから何?)という
少し違う目線が生まれてきてしまったのですよね。
もちろん先生の能力は凄いんですよ。
でも、何か、そこじゃない感が残った、というのが
当たる、当たらないを気にする必要はない、と主張するまずひとつの理由です。
そこだけ過剰に気にすると何かもっと大切な事を見失う恐れがあるといいますか。
なので何が大切か、そこは本質的には各タロットリーダーが
各自で見極めていくべきものでもありますし
当たる、当たらないだけを気にしてるとその肝心要の部分から
逸れていく可能性が高いのではないでしょうか。
※ちなみにその後、先生にあなたもやってみなさい、といわれ
22枚の大アルカナの中から「悪魔」のカードを引き当てるよう言われて引いてみました。
そしたら別のカードだったので、残念ながら外れたのですが
どこに「悪魔」のカードがあるか裏返して検証してみたところ、
私が引いたカードの「隣」に悪魔のカードがあり
外してはいたものの隣だったので、私の場合は当然何の仕込みもトリックもあり得ない状況ですから
ある意味すごいかも (´∀`*)アハハ
その後、吉祥寺の別のタロットの先生に習うことにして
(KIDというバーで昼間だけタロット占いしてたカナコさんという方です)
カードの意味からスプレッド展開とリーディングまでいろいろ教えてもらいましたが
その流れでよかったと思っています。
何より「当ててみろ」という客が求めているのは
「当てる」という「芸」を見に来ているのであって
それはただの見世物小屋を覗く根性と同じです。
タロットはもっと違う事、魂を取り扱っている場ですので
見世物を求める客を相手にする必要はありません。

そのような意識を持って自分自身のリーディングを磨いていって下さい。
それを意識していれば自然にするべき事が見えてくるはずです。