前記事に引き続いて人物カードについての切り口をご提示していきます。
人物カードを人物として読むのは比較的容易いのですが
人物以外として読む時に難易度が上がりますので
前記事に引き続き人物以外として取り扱うアプローチをまとめていければと思います。
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人物カード(コートカード)を読む観点いろいろ
コートカードで成熟レベルを推し測る
成熟レベルという観点で捉えていきます。キングが一番成熟レベルが高く
ペイジが一番低いということになります。人間の内面を推し測る時にも参考にできますね。
成熟レベル
高 キング
↑ クイーン
↓ ナイト
低 ペイジ
コートカードで熟練度合いを推し測る
次は熟練度合いです。こちらもキングが一番高く、ペイジが一番低いということになります。
若い女性でも熟練度を見た時にキングが出た場合は、若いし女性だけど腕は凄くある熟練した人物ということになりますね。
熟練度合い
高 キング
↑ クイーン
↓ ナイト
低 ペイジ
コートカードで時間の経過を推し測る
時間の経過を見ていきましょう。もっとも時間が経過して古いのはキング、一番新しいのはペイジということになります。ワインなどはキングが出ればより古く、価値が高いといえるかもしれません。
時間の経過
古 キング
↑ クイーン
↓ ナイト
新 ペイジ
大アルカナとの連携レベルを推し測る
大アルカナレベルとの連携
人物カードは大アルカナのパワーに近づいてるカードです。ナンバー自体は振られていませんが順番的には
11 ペイジ
12 ナイト
13 クイーン
14 キング
となるので小アルカナの中では力量としては大きく、その意味で大アルカナと小アルカナのパワーバランスを取る位置付けであると解釈できます。ですので大アルカナの枚数が多くスプレッド上に現れて、さらにコートカードが多く出ているならかなり現実的に物事が動く可能性が高く、エネルギッシュな状態であるといえます。仮に大アルカナの『吊るされた男』やペンタクルのコートカードが多く出ている場合、一見膠着状態でゆっくりしたエネルギーではあるものの、やはり小アルカナの数札系ばかりの状態よりは高いエネルギー状態であると読めますのでその重みに関しては受け止めて読む方がいいでしょう。
大アルカナの人物との連携レベルを推し測る
大アルカナの人物との連携
大アルカナの中では最初の1/3のナンバーに当たる「Ⅶ 戦車」までは地上的な出来事であり、人間の存在を示した出来事が多く語られています。ですので小アルカナのキングやクイーンといったコートカードとは親和性が高いと解釈することが可能です。より人間界の意識を共有しているということですね。女帝や皇帝のカードとクイーンやキングのカードが多いのであれば社会的に高い地位の人達が交流しているイメージになります。社交の場が活発になり、交流が盛んであることを読み取れますね。大アルカナ法王とクイーンやキングが出ていれば宗教的なものに熱心な支配者の存在が暗示されますし、戦車とクイーン、キングの組み合わせなら上層部の雰囲気が戦闘的な状況=戦争などが生まれやすい、といえるかもしれません。多くのクイーンとキングが多く出ている場合は国と国が動いているイメージで捉えても良いでしょう。複数の国が絡んでいる様子ですね。女帝や皇帝はその中でも特に中心的な力の強い国を暗示しているといえます。
基本キャラクターから出来事を推測する
基本キャラクターから想定できる出来事
ざっくりですが出来事として考える、という読み方もあります。ごく一例ですが例えば、
ペイジ メッセージ
ナイト 外出
クイーン 家事、料理
キング 仕事
といった風に各カードから想定できる出来事を拾っておきながら
今週の運勢を占った時に現状にキングが来たら「仕事がメインとなる一週間」であり
さらに障害にクイーンがきたら「家事の負担で仕事が思うようにいかない」となり
週末の位置にナイトのカードがきたら「外出して羽根を伸ばす」と解釈できますし
未来の位置にペイジがきたら「何か目新しい情報が入ってくる」と言えます。さらにワンド、ソード、カップ、ペンタクルといった各スートの要素が加わればさらに解釈が多様になります。まずは基本の意味を丁寧に押さえておくことで出来事の予測も容易になってくるでしょう。