
(画像はヴィクトリアンロマンティックタロット 4th エディション『悪魔』)
悪魔のカードです。こちらも死神のカード同様、怖がられるカードのひとつですが、
タロットの悪魔はまた少々そのような恐ろしいイメージとは違います。
誘惑や欲望を暗示するカードであり、
怖いと言えば怖いのですが
一方でとても魅力的なものでもあるため、
それに抗えなくなるという意味においての怖さがあるカードです。
とはいえそのような悪魔的魅力に人は往々にして知らず知らずの間に隷属してしまいます。
それが鎖に繋がれた男女の姿としてこちらのカードには描かれています。
このカードが出た時は、
天に向かって上昇する魂の向上という観点と
少し離れたレール上を
自身が走っていないか点検する必要があるかもしれません。
あまりにも欲望に忠実、あまりにも目の前の利益を貪る、
あまりにも性に溺れすぎている等々、何かしら欲望の虜になって
一種の奴隷状態になっていることが想定されます。
果たしてそのままで良いのか、
まずは客観的な視点を駆使して冷静に振り返ってみるよう心掛けて下さい
いずれにしても自分の意志で状況をコントロールする重要性を示しています。
☆お助けリーディング
総合運として読む場合
欲望に忠実である状況にいるようです。
それが全て悪いという事ではありませんが、
自らの行いや状態を省みて行き過ぎた点が無いかチェックが必要な時です。
お金に釣られて自分の信念を曲げて誤魔化していたり、
怠惰な生活習慣から抜け出せずにいるなら
ここは改善をしていく決意をしてみましょう。
一方で、なりたい自分になるといった欲はモチベーションとして活用していくと良い結果に結びつきます。
欲望を全て否定するのではなく、より良い形で生かしていく見極めが大切な時です。
恋愛運として読む場合
楽しむことがキーワードとなる関係性に縁があります。
一緒にいて楽しい時間を過ごせるでしょう。
まだあまり親しくないようであればお酒を飲んで距離を縮めると良いでしょう。
一方で健全さというよりは
快楽やお金などの欲にとらわれて離れがたい関係にある場合もあり得ます。
自分自身がそれを心から望んでいるなら構いませんが、
どこかで違和感を感じるようであれば一旦離れる必要があるかもしれません。
ピュアな感覚に立ち返った時にどう感じるかを手掛かりにしておくと良いでしょう。