桜を見に近くの神社を散策してきました。
今日は曇りから雨に変わって天気はよくないけれど
散ってしまうと残念なので早めに見ておくことに。
きれいだわあ。桜。
毎年、同じこと思うのですが
桜色ってほんとうに奥ゆかしいのに輝かしくて
ほんとうに美しいですね。

なんというか、見事な咲き誇りっぷり。
奥ゆかしいのに女王のような風格があるというか
華やかさこの上ないというか。
毎年花見をしながら酒を飲みたくなるのもよくわかります。
この女王の華やかさと
すぐ散ってしまうこのはかなさ。
超絶的アンバランスが感性の機微に触れて
この季節は春の訪れの嬉しさと相まって
感涙にむせび泣きしてしまいそうな
そんな不思議な高揚感に捉われてしまいます。

アップで撮ってもキレイ。
どこから撮っても繊細。
見紛う事なき完璧な存在ってこういう姿を言うのでしょうね。
桜は散るからこそ
一瞬の生命力を凝縮して人を感化させるだけの特別なエネルギーを秘めている気がします。
ずっと咲いていたら造花と変わらないので
瞬間に凝縮する何かを感じ取ることは難しいでしょう。
春は特別な季節。
桜の匂わせるものは香しい香りだけでなく
生命の輝きと瞬間的に突き刺さる美。
どこまでも優しい、ほんのりとした存在感も同時に併せ持ち
特別なひと時を与えてくれる。
春が特別だと感じさせるのは
きっと、この桜のお陰なのだろうと
今年はまだまだ、桜を堪能しにお散歩に出かけたいと
思わせてくれる見事な咲きっぷりでした。
桜の与えてくれる生命の至上の喜びに比べたら
永遠の命なんて取るに足らないものだと思う。
命を燃焼させて輝くことの大切さをあらためて教えてもらっている気がします。
そんな風に
正常な感覚に引き戻してくれる美しい桜なのでございました。